Unconscious determinants of free decisions in the human brain | nature neuroscience (2008)
Chun Siong Soon, Marcel Brass, Hans-Jochen Heinze & John-Dylan Haynes
https://doi.org/10.1038/nn.2112
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人間が意思決定を行う前に、脳内ではすでに意思決定が行われているのか?
Naa_tsure.iconこの手の話(準備電位(Readiness Potential; RP))はリベットの実験が有名(でも実は最初じゃないんだよね)
アップデートしているところは、
fMRIを用いて脳全体を記録しているところ
Naa_tsure.iconEEGは空間分解能がとても悪い
ただボタンを押すだけの課題ではなく、右と左のどちらかのボタンを押す選択も課しているところ
Naa_tsure.iconこれにより、左右のどちらを選んだかを脳活動から予測できるかを調べることができる
結果としては、
左右のどちらを選択するかの予測
予測できた場所は前頭前皮質(prefrontal cortex; PFC)と頭頂皮質(parietal cortex)
意思決定(decision making)に4-8秒ほど先んじてチャンスレベルより有意に高い確率で予測できた
Naa_tsure.iconといってもたかだか60%程度
Naa_tsure.icon意思決定のタイミングはそのタイミングに画面に表示されていた文字を報告してる
行動タイミングの予測(いつボタンを押すのか)
予測できた場所は運動関連の領域
運動皮質(motor cortex)と補足運動野(Supplementary motor area; SMA)
4秒前ぐらいからやっと0に対して有意に予測ができた
Naa_tsure.icon精度は20%程度
実際に意識に上る数秒前、無意識下ではすでに意思決定が始まっている
Naa_tsure.iconと主張しているが、そもそもトライアル平均を使うのはずるくないか?
Naa_tsure.icon準備電位(Readiness Potential; RP)はトライアル間のばらつきが大きいとも聞く 
あとで読もうWhat Is the Readiness Potential?
Naa_tsure.icon無意識下で意思決定がなされるのは変かもしれないけど、これは程度の問題のような気もする
Naa_tsure.iconこの極端な例が習慣行動と捉えることはできないかな
Naa_tsure.icon自分ではその行動を選択しているつもりはないのに無意識に頭を掻いてしまうとか
Naa_tsure.icon神経活動の予測でこれを思い出したけど、これは時間遅れの埋め込みを利用した予測を行っている
1細胞の活動からバースト活動のタイミングを50%前後の精度を出してる
別に今回の比較対象でもなんでもないけど
Locally embedded presages of global network bursts | PNAS (2017)
自由意志(Free will)